* LEDビジョンとは？

LEDビジョンとは、光の三原色（赤・緑・青）のLED（発光ダイオード）を組み合わせてフルカラー表示を行うディスプレイです。LED自体が発光するため外光に強く圧倒的に明るいこと、分割されたパネルで構成させているためどこまでも大型にできること等が特徴として挙げられます。

* ピクセルピッチについて

LEDビジョンの仕様の大きな要素に「ピクセルピッチ」（ピッチ）があります。ピクセルとは３色ひと固まりのLED電球のことで、ピクセルピッチとはピクセル同士の距離のことを指します。ピクセルという「点」がどれだけの密度で敷き詰められているかを表した数字で、この数字が小さいほど（密度が高いほど）高解像度（高画質）となります。「ドット絵」や「点描」をイメージするとわかりやすいかと思います。

＊ピッチを選ぶポイント

LEDビジョンのピッチを選ぶ一番のポイントは、ビジョンと視聴者の距離（視認距離）です。距離が近ければ狭ピッチ、遠ければ広ピッチというのが大まかな考え方になります。視認距離が遠いのにピッチが細かすぎるとさほど画質の差を感じられず、オーバースペックと言えますが、配信するコンテンツや目的に応じてより細かい物を選定する場合もあります。「綺麗」か「粗い」かは主観になってしまうので、客観的な「数字」で判断することが重量です。以下の計算式を使って最適なピッチ数を選ぶことができます。

＊視認距離について

視認距離とは、設置場所の高さに関係なく、LEDビジョンと視聴者の直線距離を指します。

最小視認距離：ピッチ（mm）× 1m

どのような映像が流れているか認識できる距離です。これ以上近すぎて内容の判別がし辛くなります。「10mmピッチの場合 → 10m」

最適視認距離：ピッチ（mm）× 3m

放映されている映像が最も綺麗に見える距離です。「10mmピッチの場合 → 30m」

最大視認距離：LEDビジョンの縦の長さ（m）×30m

どのような映像が流れているか判別できる限界の距離です。「高さ3mのLEDビジョンの場合 → 90m」

＊活用の幅が広がるデジタルサイネージ（LEDビジョンはその一つ）

デジタルサイネージと一口に言っても使用用途は様々です。目的や設置場所にあった活用方法を行うことで期待した成果を得ることができます。例えば以下のような活用方法があります。

ビル壁面やベル屋上での大型LEDビジョンは屋外広告として

ロードサイドでの野立て電子看板は車誘導案内として

飲食店や美容室など店頭のデジタルメニュー表示

駅や電車、空港、バスなどの公共機関での運行状況案内の表示

タクシーやバスなどの車内広告

外国人観光客などへ向けたインバウンド対応

オフィスやエントランスなどの受付タッチパネル

デパートやショッピングモールなどのフロアマップ用タッチパネル案内

立体（壁や物体）を活かしたプロジェっクションマップでの演出

球体や曲面をLEDビジョンで表現したシンボリックな空間演出

アプリやSNSと連携したクロスメデイア演出

＊弊社に依頼する理由

全世界のLEDビジョンの８０％以上が中国の深センで生産されており、深センには、LEDビジョン関連の会社が数千社存在すると言われています。弊社の場所は深センです。日本のお客様の要求によって、LEDビジョンメーカーと他の関連会社とやりとりして、お客様へ最も最適な商品を提供することができます。

＊製造メーカーの写真：