無アルカリE-glass(中アルカリC-glass)グラスファイバークロスにはチューブ状のものと平面状のものがあります。チューブ状のものはパイプ、ロープ、円錐形や円筒形濾過クロスとして使用できます。平面状のものは幅によって繊維帯100mm以下、100-300mm以下(細い幅)、300mm以上(通常の幅)のものに分けられます。また織端のあるものとないものでも区分されます。通常織端のあるものは横糸の連続した織物状になっており(withselvage)、俗に平縁と呼ばれています。縁無しのものは、横糸が切断され織端がなくなっており(withoutselvage)、俗にフリンジと呼ばれています。グラスファイバーは現在ある編み方によって、機械編み、織機編み、メリヤス編み、ステッチ編みの4種類に分けられます。 2、現在弊社では主にグラスファイバーを原料とした各種工業布製品や民間用防護用品の開発を行っています。弊社の生産する 無アルカリE-glass(中アルカリC-glass)グラスファイバー製品は主にレピア織機、タット織機によるものです。製品の構成と外観によって、平織、綾織、繻子織、絽織などを使い分けています。平織(plainweave):緊密な構造、平らで織り目がクリアであり、電気絶縁材料や増強材料など大部分の工業用途に適しています。140、イミテーション7628FW600、P800、2025などが代表的です。綾織(twillweave):平織と比べ、密度が高く、強度の強い構成が可能です。また比較的柔軟で、一般的な増強材料や空気集塵濾過材料、カバー製品の基礎材としてなどの用途に使用できます。3732、3734などが代表的です。。繻子織(satinweave):上記の二種と比べ、密度が更に高く、単位面積当たりの質量が大きく、強度の高い仕上がりとなっています。また柔らかで手触りが良く、要求の高い機械の増強材料としても使用することができます。longshaftsatinとも呼ばれ、3784、3788などが代表的です。