利点

• 経済性
• 設置費だけでなく、従来のコンクリート構造物や浮き桟橋よりもメンテナンス費が非常に安価に抑えられます。
• 耐久性
• 高密度ポリエチレン樹脂で作られており、波の衝撃に非常に強く、腐食にも耐性があります。
• 簡易性
• モジュール型のため、専門知識のない使用者でも、設置・撤去が容易に行えます。
• 多様性
• 多くのオプションを用意しており、使用目的にあわせオプションを組み合わせることにより高い汎用性を持っています。

用途

1. 浮き桟橋、桟橋、フローティングドック、ボートドック、釣り桟橋、ボート乗り場、マリーナ、ギャングウェイ,ポンツーン、フロートp

2. 水上レストラン、水上家屋、水上プール、海上プール、海上レストラン

3. 養殖場、水産増養殖、蓄養生簀、養殖用、アクア養殖

4. 浮島、エコパーク、水上釣り場、ジャンプ台、浮ステージ、人工島、フローティングハウス、浮き島、フローティングブリッジ

5. 海洋土木、漁業、水上作業用フロート、台船、水上建築、架設橋、水上足場、水上レジャー、仮設橋

浮き桟橋

浮き桟橋とは、港湾において、水上に箱状の浮体を浮かべ陸域と連結した係留施設という。

構造

浮き桟橋は、箱状の浮体（ポンツーン）を水上に浮かべてアンカー（錨）などで固定し、陸岸と渡り橋で連結した施設である。ポンツーンは、木製のものもあれば、耐久性の高い鋼製やコンクリートのものもある。また、ポンツーン部分には他の係留施設（岸壁、桟橋など）と同様、船舶を係留するための係船柱や船舶着岸時の衝撃を和らげるためフェソダーが設置されている。

特徴

浮き桟橋の利点は、潮位差の大きい水域や軟弱地盤の場所や大水深の場所でも容易に設置できることである。特に浮き桟橋は潮位の干満に合わせて上下するため、常に水面から一定の高さを保持しうることが最大の利点である。そのため、例えば潮位差の大きい瀬戸内海沿岸部では浮き桟橋がフェリー係船岸として多用されている。

一方で、大型船舶の係留・荷役に向いていないこと、大きな波浪による被害を受けやすいことなどの欠点もある。日本では特に台風時にポンツーン部分が破損するケースが多い。