一般に人々が戸外活動に従事するとき、多くが帽子を使用して日焼けを防ぎ、且つ、帽子のつばまたはブリムの遮蔽作用で両目に日光が直射しないようにして正常な活動能力を維持している。このほか、実際に戸外活動を行う過程において、物体の反射光や強風によって巻き上げられる砂は完全にブリムで遮断することはできないため、多くの人が戸外活動に従事するとき、ゴーグルやサングラスを組み合わせて使用し、両目に更なる安全防護を提供している。

　このため、帽子及びゴーグルは戸外活動に従事する際の必須防護装備の一つのとなっており、市場には多くのゴーグルを装着して使用できる帽子が出現している。例えば、磁性の吸引力を利用し、同様に磁性吸着力を備えたレンズ(ゴーグル)を帽子のブリム箇所に固定し、ゴーグルを帽子に組み合わせて使用するアクセサリとしている。

　しかしながら、磁性吸着の原理を利用してレンズ等のアクセサリをブリムに吸着させる構造設計は、磁性部材の位置決め作用が不足し、磁性吸着作用も信頼性が低いため、確実にレンズを調整した位置に固定することができず、さらに、使用者の動作が比較的大きいとき、レンズと帽子が離脱してしまうこともある。また、帽子をかぶって行う各種活動において、帽子に組み合わせて使用するのはゴーグル類のアクセサリのみではなく、多くのアクセサリの重量が磁性部材の吸着力を超えてしまう可能性があり、設計全体の実用性と利便性が予期されたほど理想的ではない。

　これに鑑みて、帽子のアクセサリ装着具に改良を加え、アクセサリの着脱、前後位置移動または交換に便利であり、且つ効果的にアクセサリを固定できる装着具を提供することにある。これらアクセサリを使用しないときは、固定部材上で収納することができる完全な設計である。