10日の東京株式市場は、外国為替市場が円安に振れたことなどが好感され、日経平均株価は4営業日ぶりに値上がりして取引を終えた。終値は、前日より210円15銭(1・26%)高い1万6852円35銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)の終値は、19・84ポイント(1・49%)高い1352・17だった。出来高は19億8千万株。
米国の原油先物価格の回復を受けて、投資家のリスクをとる動きが活発になったとみられる。東京外国為替市場の円相場が1ドル=113円台まで円安ドル高に振れたことなどから、自動車などを中心に買いがふくらんだ。欧州中央銀行(ECB)の理事会を控えて、売買は低調で、東証1部の売買代金は今年最低だった。
(朝日新聞)